エクスプローラーとサブマリーナーを使用していてロレックスの時計の素晴らしさを実感する日々。
ロレックスが好きになっていくほど、段々とこの気持ちが沸いてくるのです。
『デイトナが欲しい、、』
数あるロレックスのモデルの中でも不動の人気を誇り「キングオブロレックス」とも言われているデイトナ。
ノンデイト(日付表示なし)の時計が好きなので、エクスプローラー→サブマリーナーノンデイトときたら、次はいよいよデイトナということで、デイトナが欲しい気持ちが日々強くなっていきました。
ただ「デイトナ」と言っても、初期の手巻きムーブメントのモデルから、現行の自動巻きムーブメントにセラクロム(セラミック)ベゼルのものまで、1963年の誕生から時代によって多くのモデルが存在します。
今回の記事は、「なぜデイトナの中でもRef:16520を選んだのか?」を綴っていこうと思います。
「デイトナが欲しいけどどの世代のデイトナがいいか迷っている」「デイトナRef:16520が気になっている」という方には是非読んで参考にしていただけたらと思います。
ちなみにデイトナには金無垢やコンビモデルも多数ありますが、普段使いすることや資産価値の観点から「ステンレスモデル」に絞って購入を検討することにしました。
【候補①:第1世代〜第3世代 手巻きのデイトナ】
まず、第1世代〜第3世代に当たる4桁のビンテージ手巻きデイトナです。
もちろん憧れはあるものの、このブログを書いている時点で安いものでも800万円ぐらいしているので、残念ながら高くて買えません、、
また、日常使いするために購入を考えていたので、手巻きになるとさすがに日常的にガシガシ使うには気を使うということもありました。
予算的にも使用することを考えても手巻きのデイトナは候補から外れました。
【候補②:デイトナ Ref:116500LN】
『デイトナ Ref:116500LN 基本スペック』
素材:ステンレスケース |
サイズ:直径40mm |
ムーブメント:自動巻き( Cal. 4130 ) |
パワーリザーブ:72時間 |
製造年:2016年〜2023年 |
ベゼルがステンレスからセラミックなった初めてのモデルで、そのデザイン性と堅牢性から大人気となり、正規店ではまず買うことができなかったデイトナです。
デザインが「とてもかっこいい!」と思ったのと、72時間のパワーリザーブと優れた耐磁性・耐衝撃性を持つムーブメントCal.4130搭載、6桁モデルならではのブレスの堅牢性で安心して使用できることから、デイトナ購入の第一候補にしていました。
ということで、並行店に実物を見に行くことにしました。
試着しました。
着ける前に見ていた時にはメチャクチャかっこいい。
着けてみると、、、
「うーん、、なんかしっくりこない、、」
時計はすごくかっこいいんだけど、このキラキラ感が地味な自分には似合ってない気がしました。
実際に着けてみると、これは自分の時計ではない気がしたんですよね。
ということで、Ref:116500LNも候補から外れました。
【候補③:デイトナ Ref:116520】
『デイトナ Ref:116520 基本スペック』
素材:ステンレスケース |
サイズ:直径40mm |
ムーブメント:自動巻き( Cal. 4130 ) |
パワーリザーブ:72時間 |
製造年:2000年〜2016年 |
続いて1世代戻ってRef:116520が候補に上がってきます。
ムーブメントが一緒なので機能面ではRef:116500LNと変わりません。
大きな違いはインダイヤルの色味とベゼルがステンレスな点です。だいぶ印象が変わりますね。
試着しました。
見てわかるとおり同じデイトナでもRef:116500LNとはまったく違う時計と言ってもいいぐらい雰囲気が違いますね。
このリファレンスの一番の特徴はすごくギラついているインダイヤル。
実際に見てみるとビックリするぐらいギラギラしています。
ここは好みが分かれるところかと思います。
感想としては、Ref:116500LNのキラキラ感ですら自分には似合わないと思っていたので、それ以上のギラギラ感はやはり自分には似合わず、これは自分の時計ではないなと感じました。
ということで、Ref:116520も候補から無くなりました。
【候補④:デイトナ Ref:16520】
『デイトナ Ref:16520 基本スペック』
素材:ステンレスケース |
サイズ:直径40mm |
ムーブメント:自動巻き( Cal. 4030 )※ゼニスの「エル・プリメロ」ベース |
パワーリザーブ:52時間 |
製造年:1988年〜2000年 |
さらに1世代戻ってRef:16520が候補に上がってきました。
このリファレンスの最大の特徴は、ムーブメントにゼニスの傑作ムーブメント「エル・プリメロ」が搭載されているという点でしょう。
ちなみに、ゼニスから供給されたエル・プリメロをそのまま搭載するのではなく、耐久面を考慮して振動数を36,000振動から28,800振動に落とすなど、ロレックス独自の改良を施しています。
デザイン面でいうと、パッと見は以降のモデルとあまり変わらないように見えますが、インダイヤルの位置が異なっていたり、針やインデックスが細くなっていたりと異なっている点がけっこうあり、見た目の印象はかなり違います。
試着しました。
うわ、、かっこいい、、
着けた瞬間、ものすごくしっくきて「これは自分の時計だ!」と直感的に思いました。
それまで試着したモデルは、キラキラし過ぎていて自分には似合わないと感じたのですが、Ref:16520はキラキラし過ぎないけどもしっかり高級感はあり、全体から醸し出されるビンテージ感が雰囲気抜群で、一気に心掴まれました。
欲しい、、これを着けたい、、
さらに、資産価値の観点からも今後の上昇が期待できることや、おそらくロレックスの歴史上、他社ムーブメントを搭載した最後のデイトナになるであろうと言われていることもかなり心惹かれるポイントでした。
購入の気持ちが昂りつつも、価格が何百万もするものなので即決はせず。
一旦心を落ち着けるために店を出ました。
この年代の5桁モデルは一般的に「セミビンテージ」と呼ばれる時計で、各パーツの仕様やコンディション、付属品の有無などによって価格がピンキリです。
また、同等の条件であっても販売店によって価格もけっこう変わってきます。
別の店舗に行ってRef:16520があれば試着させてもらったり、ネットで相場感を調べてみたりもしました。
最終的には初めに試着させてもらった個体の雰囲気が一番好みで、個体の状態と価格のバランスも良く、自分の買える範囲の価格であったことから、購入を決断しました。
憧れのロレック デイトナ。ついに手にいれることができました。
デイトナの選び方:まとめ
今回自分はRef:16520を購入しましたが、デイトナはどのモデルもカッコよく素晴らしい時計であることは間違いないです。
ただ、ここまで書いてきた通り、各モデルのデイトナを試着してみて思ったことは、
「デイトナでもモデルによって全然雰囲気が違う」ということ。
購入にする際には試着して比較することを強くおすすめします。
大まかな選び方としては、
「機能性や堅牢性を重視するならRef:116520〜現行モデル」
「高級感を求めるならより現行に近いモデル」
「ビンテージ感を求めるなら5桁以前のモデル」
といった感じでしょうか。
もし、現行のデイトナと以前のモデルのデイトナで、どっちを買うか決められないという方がいたら、個人的には「現行のデイトナ」をおすすめします。
より新しいモデルの方が、ムーブメントの性能(パワーリザーブが長い・耐磁性や耐衝撃性が向上)が良く、ブレスの堅牢性も向上(駒が無垢になり伸びにくくなっている)しています。
どのモデルか迷ってどうしても決められないという時には、「より新しいモデル」を選ぶと、使用する上で快適に使用でき、より長く使用できると思います。
あと、金額について。
デイトナはロレックスの中でも大人気モデル、故に価格はかなり高いです。
ちなみにこのブログを書いている時点で、コンディションや付属品などで個体差はありますが、平均的にはRef:116520が一番安いです。
ただ、金額は少し無理して買える範囲であれば「欲しいモデル・欲しい個体」を購入することをおすすめします。
正直なところ、自分が購入したデイトナも、自分にとっては高すぎる買い物でした。
ただ、この先買いたいと思った時には今より高くなっている可能性が高いと思ったこと、実物資産として考えると5〜20年と長い目で見ていけば価値が上がっていくと考えていることから、金額的には少し無理しましたが今回のデイトナを購入しました。
デイトナは資産価値としても価格が下落しにくいモデルですし、高い買い物だけに妥協なく本当に気に入ったモデル・個体を購入した方が良いと思います。
購入して3ヶ月経ちますが、まったく後悔なく本当に買って良かったと満足しています。
購入したデイトナの詳細や使用して感じたことは、また別のブログで詳しく書こうと思います。
読んでいただきありがとうございました。みなさんのご参考になれば幸いです。
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